今現在、資格勉強をしていたりするのです。
本当、この歳になってからの勉強というのは楽しい半面、衰えを感じる記憶力にビックリしたり。
まあ、学生時代から元々暗記系の勉強が大の苦手なタイプなので苦労してきたんですがねw
というわけで、現代に生きる身としては、手元にあるデバイスを活かして常に時間ができた時に勉強ができる環境を構築するなんてことが出来るんじゃないかと思案するわけです。
探したのはフラッシュカード、昔でいう単語帳
単語帳って、今も現役だとは思うんですが、いつでも持ち運べて電車内とかファストフード店とかちょっとした時間に繰り返し勉強ができる優れものだと思うわけです。
でもさらに、単語帳を持ち歩かなくてもPCだったりスマホだったりで思いついたらパッとできるようになるとさらに有効活用になるんじゃないかと。
ならば、そんなアプリ(ソフトやウェブサービス)は存在しているはずだと調べてみたところヒットしたのが
Anki だったわけです。
今風にいうと「フラッシュカード学習」になるんでしょうか。
単語帳って…あきらかに昭和な言い方になるのかなw
Ankiってどんなソフト?
Ankiとは、分散学習(Spaced Repetition)ができるフラッシュカードです。 Ankiでは思い出しやすさで次の復習のタイミングが決まります。覚えにくいカードは頻繁に復習し、簡単に記憶できたカードは時間をあけて記憶を確認します。 このような原則に基づくと効果的な結果が得られるという学習理論に基づいて作られています。 多量のカードを持っていても、結果として一日の復習量は散らばって、負担を軽減してくれます。
引用先:the Right Stuff さん(http://rs.luminousspice.com/how-to-anki/)
とまあ、分散学習という理論のもとで、フラッシュカードで復習し学習していくという感じ。
しかも単語帳と違うのは、覚えにくい・覚えやすいによって復習タイミングを自動的にしてくれるという点。これにより、効率的に学習ができるというわけです。
カードは自分で作成
基本的にカードの中身は入っていないので、自分で作成する必用があります。
ま、単語帳も文房具で購入した時はまっさらで、自分で単語と意味を書いていきますよね?
探せば他の人が作成したカードをみつけることもできると思いますが、ここでは自分で作成して勉強していく方向で進めたいと思います。
ダウンロードはどこで?
AnkiはPC(win、mac、Linux)やスマホ(android、iPhone)で使用することができます。
ただし、iPhone版のみ有料となっていたと思います(すみません、筆者はandroidユーザーなので、正確に把握しておりません)。
下記のURLからダウンロードができます。
サイトで下にスクロールすると各種OSにiPhoneやAndroid版も載っています。
ちなみに日本語にも対応しています、これはありがたいですよね。
さっそく使ってみる
ここではWindows版を使用して説明してみたいと思います。
また、ダウンロード~インストールはそれほど複雑な部分はないかと思われるので、割愛いたします。。。大丈夫ですよね?
さて、起動したらさっそく単語帳を作成してみましょう。
画面の下部にある「単語帳を作成」のボタンを押して、単語帳名を入力して「OK」を押します。
ここでは「test」という単語帳名にします。
記入したら次に画面上部にある追加をクリックしましょう。
するとフラッシュカードの登録画面が出てきます。上部の右側にある単語帳の部分「test」になってなければ、クリックしてテストに切り替えてください。
簡単な編集もできるのですが、ここは一番シンプルな文字だけで。
Frontと書かれている部分が単語帳でいう表側、Backが裏側だと考えて下さい。
ということでFrontの部分に「study」、Backの部分に「勉強」と入力してみます。
入力できたら、下部にある追加をクリックします。
すると画面がリセットされたかと思います。これでカードを一枚追加した状態です。
画面を閉じてみると…
新規に1が表示されていますね。一回一回閉じる必用はないのですが、今回は確認ということで。
実際に何枚か追加してみてくださいね。
追加し終わったら、追加用の画面を閉じて作った「test」の単語帳をクリックしてみましょう。
すると、以下のような画面になるかと思います。
次に「学習する」のボタンを押すと…
さきほど作成したカードのFront部分のみが表示されます。
で、日本語訳を思い出して…もしくはわからない場合は諦めて(?)、「解答を表示」を押します。
すると、下にBack部分に書いた答えが表示されます。
で、ここからがポイント!
この問題と答えについて、「もう一回」「普通」「簡単」(学習をすすめると「難しい」も出てきます)のボタンでチェックをしましょう。
これによって、次回いつ表示するかが決定されます(それぞれのボタンの上に表示されていますよね)。
これを正直に繰り返すことにより、覚えにくいカードは何度も出てきて、覚えやすいものは間隔を追いて出題されるようになるわけです。
ボタンを押すと、次の問題に移ります。問題数はソフト側が判断してくれるので気にせずにカードを処理していきましょう。
その日の学習が終わると
終了した旨を通知してくれます。
標準のスケジュールよりもっと進めたい場合は「カスタム学習」を押すことで出来るようになりますが、一気に詰め込みすぎても効率が悪くなるらしいので、注意してくださいね。
まとめ
ざっくりでしたがankiでの学習のひと通りの流れになります。
前述もしましたが、探せば英単語などはanki用のファイルが見つかったりすると思います。でも、単語帳のそれと同じで
「自分で問題を作り、自分で解く(覚える)ことで更に学習効率が上がる」
と思うんですよね。なので、手間を掛けてカードを作成して、自分で解いていくことをおすすめします。
また、anki自体に無料登録できるので、登録することでPCで学習したことをスマホで同期させて続きができるといったマルチデバイスでの学習も可能になりますよ。
参考になれば幸いです!