Kindle paperwhiteを購入したので、プライム会員の特典(?)でもあるPrime Readingの中に何かないだろうかと物色していて見つけたのがこちら。
「仕事は楽しいかね?」
と絵本のような表紙と共に結構シビアなタイトル。
筆者にはグサッと来るものがあったので、手に取ってみた次第。
読み終えた今は、普通に購入して、手元においておいてもいいかなと思えるぐらいの内容だったのでご紹介できればと思いまして。
いわゆるビジネス本とは違う雰囲気
ビジネス本っていうのは、自己啓発だったり、ビジネス手法について論じられていたりするタイプが多くてどうも「読み物」としての面白みがない場合が多くないですか?
たとえば
「一日何分間で変われる思考術!」
とか
「出来る人はここが違う!」
みたいなものとか(あくまで筆者のイメージ的なものですw)
実例を交えながら指南していくパターンは少し疲れてしまうんですよね。
舞台は雪で欠航封鎖となってしまった空港での一晩
ところが、この本ではちゃんと時間軸の変化があり、舞台もある。それが
「吹雪のために閉鎖されてしまった空港での一夜」
であり、そこで出会った
「子供たちと遊んでいる一人の老人」
との世間話からスタートしていく。
なんとも珍妙な開幕から始まり、空港封鎖でいらだっていた主人公が老人から次から次へと質問されていく中で、放たれた
「仕事は楽しいかね?」
という言葉。このギクッとさせられる質問から始まる老人との対話、そして老人の正体と共に語られる色々な会社や製品の誕生秘話。
一気にグイっと引き込まれるストーリーは、物語といっても過言じゃないかもしれません。
指南してくれる本とは違い
読み物として楽しく、ハッと気づかされる部分が多い物語。
なので、具体的に「こうしなさい」「あれはダメです」というマニュアル的な指南本ではないので、そういったものを求める場合には物足りないというか「当たり前じゃん」みたいに考える人もいるかもしれません。
それでも、日々、仕事をこなして過ごしている人にとっては考えさせられる内容じゃないかと思います。
まとめ
amazonのprime会員なら(2018年1月現在)0円で読める本でもあるので、気軽に手に取ってみてパラパラ読んでみてほしい本ですね。
参考になれば幸いです!
あなたの仕事観を揺さぶる180ページの物語。
大雪で閉鎖になった空港で、偶然出会った老人の問いかけに、動揺してしまった35歳の”私”。日々の仕事にゆきづまりを感じ、未来に期待感をもてない私に、老人は一晩だけの講義を開始した。