【本レビュー】小さな会社のはじめてのブランドの教科書 高橋 克典

この手の本って、いままでそんなに読んできていない分野なんですよね(*’ω’*)

ビジネス書、自己啓発本、興味がないわけじゃないんですが手にしてきてなかったんで。

今回は「小さな会社のはじめてのブランドの教科書」という「の」が3つもついているタイトルの本。

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そもそもブランディングとは何か?

ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。また、その手法。

ウィキペディアより

ブランドといっても、高級品のそれではなく商品とかサービスといったモノのことですね。

いかに認知度をあげ、顧客にとって「いいものだ」という価値を高めていくか、それがブランディングであり、目的ということ。

本来、大きな会社であれは広告費をかけ、メディアなどへの露出を増やし、その商品を知ってもらうというのが流れ。

それに対して、湯水のごとくお金をかけられない小さな会社がどういう方法でブランディングをしていくのか、がポイントとなるわけです。

ブランディングにお金をかけない

これは帯に書いてあるとおり「広告宣伝に」お金をかけるのではなく、他のモノと「差別化」をし、その特化した「特徴」をのばし、他のものを捨てていくという方法。

小さな会社だからこそ、ニッチなモノに特化し、そこに社員を集中させることで会社の方針を皆が共有していく。

方針のためにするべきことが明確になることで、無駄が減り効率化UP。

これはつまり「ランチェスター経営戦略」のこと。

ランチェスターの法則を導出した数理モデルは経営学にも一部応用されており、フォルクスワーゲンのセールス戦略をこれにより説明するなどがされている。経営コンサルタントの田岡信夫は自身の研究を踏まえてこれを優しく解説した本を書いており、日本では「ランチェスター経営戦略」と呼ばれている。

ウィキペディアより

実際の中身は

方法・戦略については先ほども書いたように「ランチェスター」のソレといっていいモノ。

で、この本では世界各地の小さな会社がどのような戦略でここまで経営しており、シェアを取り、生き残っているのかを実例で書いてくれています。

読み進めていくと、もしかすると自分の会社に足りていないものが見えてくることも…?

今、自分も中小の企業にいますし、関わっているプロジェクトと照らし合わせると…いやぁ、なかなか興味深く読むことができました(*’ω’*)

気になる方は本屋さんなどで手に取ってみるのはいかがでしょうか?

裏表紙(帯)から

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